date
2012/3/23
place
belle salle SHIBUYA FIRST
theme
NO TENKI Ⅱ
designer & styling
Hidenori Kumakiri
stage direction
Makio Tanioka
hair & make
Kenji Toyota
music
Manabu Nagayama

beautiful people 2012-2013 autumn & winter collection

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冬物の完全防寒ウエアなのに、気分はノーテンキに明るく夏のイメージ!

「beautiful people(ビューティフル・ピープル)」による2012年秋冬コレクション「NO TENKI Ⅱ」が発表された。今期は「sprit of perversity(天の邪鬼の精神)」を掲げ、夏を感じさせるイメージを素材感やスタイリングで秋冬のアイテムに展開した。

ショー会場に入ると、来場者にハワイアンレイが配られ、ランウェイ上に椰子(やし)の影が美しく描かれた大きな椰子の木が据えられていた。リラックスした南国の雰囲気から、テーマを知らずとも“ノーテンキ”の意図が伝わってくる。ショーの合図を告げるように、会場が暗くなり、旅客機のアナウンスを彷彿とする音が流れる。音が消えると、辺り一面が明るくなり、さながら南国のリゾートに到着したようにハワイアンミュージックに切り替わった。

ファーストルックは、大人と子供が共有出来るキッズシリーズが登場してきた。気恥ずかしさが伝わってくる無垢な笑顔を浮かべながら、ゆっくりとランウェイを歩き回る。「ビューティフル ピープルにしか作れないユニークなコレクション」の幕開けを感じさせてくれる。

「冬物の完全防寒ウエアなのに気分は夏で」

次々にメンズやウィメンズのルックが登場してくるが、どちらにも共通していえるのが、デザイナー熊切秀典が「冬物の完全防寒ウエアなのに気分は夏で」という点がしっくりくる。重量感と軽量感がミックスされたスタイリングにも特徴が表れている。夏を感じさせるミニ丈のワンピースにブーツをスタイリング、温かみのあるハイネックセーターにショートパンツを合わせて素足で履くスリッポン、ストッキングやソックスといった足元を覆うアイテムではなく、素足にローヒールのパンプスやスリッポン、ロールアップした9部丈のパンツを合わせ、天の邪鬼の精神でカジュアルやドレスの枠を飛び越えたリゾート感があるコーディネートになっている。

アイテムを見ると、ウエットスーツやラッシュガードから発想したアイテム、サーフTシャツのようなラムズウールのインターシャセーター、パイナップルやハワイアンレイ柄、メルトン素材のビーチバッグなど、夏を連想させるイメージを取り入れて、冬物の風合い良い上質素材を使って秋冬コレクションに落とし込んでいる。

ロジカルに縛られず、着心地や利便性といった洋服の存在と向き合って物作りを行い、ベーシックなのに新しく、モードぽいのに野暮ったくなく、王道なのに邪道で、邪道なのに王道のビューティフル・ピープルならではの寒さを吹き飛ばす明るいコレクションとなった。

写真・文:スナオシタカヒサ

beautiful people / ビューティフル・ピープル

「何か新しいもの」をコンセプトに、熊切秀典(企画デザイン)、戸田昌良(パターン)、米タミオ(企画生産)、若林祐介(セールスプロモーション)の4人が中心になっている。大人と子供が共有できる“キッズライン”など、確かな技術に裏打ちされたウィットに富んだコレクションが特徴。また東京ブランドでは珍しくプレコレクションにも力を入れている。昨年には初の直営店をオープンするなど、業界内外から高い支持を得ている。

designer

熊切 秀典
Hidenori Kumakiri

collection

2016 s/s

2015 a/w

2015 s/s

2014 a/w

2014 s/s

2013 pre autumn

2013 s/s

2013 pre spring

2012 a/w

2012 pre autumn

2012 spin off summer

2012 s/s

2012 pre spring

2011 a/w

2011 pre autumn

2011 s/s

2011 pre spring

2010 a/w

2010 s/s

2009 a/w

2009 s/s

2008 a/w

2008 s/s

2007 a/w