「TOKYO CINDERELLA」で見つけた、Masaya Kushinoの幻想的な3Dホログラフィック

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2012年08月01日から12日にかけて、平面・立体・映像などあらゆる分野のクリエーターが集い日本から世界へ打ち出すアートプロジェクト「TOKYO CINDERELLA(トウキョウシンデレラ)」が「neutron tokyo(ニュートロン トウキョウ)」にて開催された。参加メンバーには、写真家の米原敬太郎や多方面に活躍をみせる「Misha Janette(ミーシャ・ジャネット)」らがスタイリングした作品が発表された。

一際、心を揺さぶられたのは「Masaya Kushino(マサヤクシノ)」の作品に、齊藤康太と山田テツヤによって投影された3Dホログラフィック映像の作品。本記事では、新たな表現手段を手にしたマサヤクシノの魅力をご紹介。

真っ暗の空間のなか、ライトアップされたショーケースに入った一足の靴が佇む。近づいてみると、靴の周りには煙が漂っている。そして、その刹那に煙は月へと変化し、月の軌跡とともに、影にあたる靴は模様を変えていく。

靴が溶けて化石のように退廃し、レザーがオーガンジーのような透け感のある素材に変貌したような錯覚。

まるで、新たな靴が誕生したような感動さえ覚える。

「Blenvenue sur la lune」と名付けられた本作は、フランス語で「ようこそ お月様」という意を持つ。ちょうど本展が開催された2012年08月が、ひと月に二回満月の訪れる「ブルームーン」と関連付けた題名である。靴を地球に見立て、月の公転と共に影にあたる靴が様々な表情を変化する。月の影には、鳥・月面・銀河といった幻想的な模様が用意され、その都度異なったオーラが発せられる。自然の美しさと刹那さを映しだした「Reborn」とは表現手段が異なるものの、マサヤクシノの同一性と差異性を感じさせる。

尚、本作は「串野真也 展 Queen 『Queen Projects by LUIUL』 後期」でも08月23日から26日の期間限定で展示される。展示の主軸となるのは、「もし、この靴を履いた女王が存在したならば・・・」という着眼点から、光・闇・大地・氷・戦の女王をイメージしてデザインされた2012年コレクション「Queen」の作品となる。アートディレクションを泉谷和範が担当し、ファッションディレクター 倉田強や写真家 宮原夢画が協力して撮影された女王達の写真が展示される。衣装協力では、「JOJI KOJIMA(ジョージコジマ)」や「mame(マメ)」といった新鋭気鋭のブランド作品とスタイリングされる。そして、本展に向けて製作された新作の靴を彫刻家 高田治の「女王の彫刻」に履かせて発表される。

写真・文:スナオシタカヒサ

概要

串野真也 展 Queen 『Queen Projects by LUIUL』 後期
会期: 2012年08月23日~09月02日(月曜閉廊)
時間: 11:00~19:00
料金: 無料
会場: neutron tokyo(ニュートロン トウキョウ)
住所: 東京都港区南青山二丁目17-14
tel: 03-3402-3021
mail: info@neutron-tokyo.com
備考: 開催初日の23日18時から、同会場にてオープニングパーティーを開催。

Masaya Kushino / マサヤクシノ

「現実を超越するファンタジー」をコンセプトに、シューズやバッグなど芸術性の高い作品が特徴。感度の高い作品は、ファッション業界のみならず、芸能業界からも高い支持を得ている。コレクションラインアップの充実とブランドとしての更なる飛躍に期待したい。

designer

串野 真也
Masaya Kushino

collection

2012 a/w


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